福岡県北九州市にある浄土真宗本願寺派 法圓寺

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2015年12月9日 ~もし、あなたが亡くなった場合、穢れたものとして扱われたいですか?

先日、何気なくTVをつけていたら、僧侶が主役のドラマが放映されていました。その中で、ある場面にさしかかったところ、あまりにも愕然とし、看過できないシーンに出くわしたので、思わず投稿させて頂きました。

そのシーンとは、さながら「かけおち」とも言える振る舞いをした住職継承候補の僧侶がお寺に戻ってきた際に、そのお寺を現在切り盛りしている祖母?と衆徒の僧侶らから「塩」を撒かれて門前払いをされたというものです。

このシーンを見て、仏教にそれほどご縁(知識)がない方はどう思われるでしょう?

発想が飛躍しすぎではと思われるかもしれませんが、「へ~仏教でも清め塩を用いるんだ」と、中には解釈される方がいらっしゃるのでは。

少なくとも釈尊がお説き下さった教えには、塩をまいたり、盛ったりするような行為、教えはありません。「死」を穢れとしてとらえる神道、や教義が体系づけられてないなんでもありの宗教は別として…。

「葬儀や通夜での清め塩はだめなんですか?」とたずねられた場合即座に私は、「近しい人の死は穢れているのですか? もしあなたが亡くなった場合(娑婆との縁尽きた際)に穢れたものとして扱われたいですか? 尊い存在として敬われたいのではないですか?」とたずねます。

バラエティ-と言えどもメディアは、思想・宗教などの「コア」となるべき事柄には、その方面にある程度精通している方などを監修につけるなどして、セリフや所作などをチェックし、ある程度責任を持つべきなのではないでしょうか?

 

 

 

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