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2012年7月11日 回想~750回大遠忌法要~
先日本山より、昨年の大遠忌に参拝され帰敬式を受式された方々の一覧表が送付されてきた。ご門主さまより授与されたお同行各々の法名を拝見しながら、どなたもよいご縁にあずかったものだなと思いつつ、昨年のご勝縁が回想された。
上山して二日目、法要当日であった。いよいよ法要が厳修される直前の記念布教の中でそのご講師が、大遠忌を迎えるにあたっての思いを句にしておとりつぎされた。
「遠忌まで いのち間に合い 感無量」と。
大病を患っていたとの事であったそうだが、正に沸き起こる「法悦」の思いの中で、この大遠忌を迎えられたのだろう。この度の大遠忌のご勝縁を、「愛山護法」「宗祖讃仰」に加え、大震災以降、誰もがそうであったのだろうが、私自身も被災者(地)に対して、この法要をどう意味づけしていかねばならないのかという思いに駆り立てられていた。「悲しみに寄り添う」というが、特に「小慈小悲もない」この私には、どんな言葉も、何をもってしても、被災地の悲痛な思いに及ぶことなどない。そんな思いが交錯する中で、聴聞させていただいたこの一句、このご縁を通して「特別な意味づけなど必要なかった。唯、このご勝縁をいただけたことに感謝し、その沸き起こる法悦を皆と共有し語り継いでいくことが、今の私にできることなのだ」と、ご了解させていただいた次第であった。
合 掌
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